First Stand

人生の棚卸しからの仕切り直し

褒められたとき、困惑する理由が判明

今日、仕事で褒められる場面があった。数日前に「こういうの作って」と言われた資料の、ごく一部の数字や、そのごく一部をグラフ化したものや、「こういうの」の本当のごく一部の初歩の部分をザザザっと作ったものを、こういう感じでいいですか?と確認したのだ。それ自体に時間はそんなにかからない作業なのに、言われてから数日も経ってしまっていて、なかなかその作業に取り掛かれず、ここ数日気持ちが落ち着かない日々が続いていた。やばい!今週が終わってしまう!なんとか概要だけでも、こんな感じで大丈夫ですか?こんな方向性でちょっとだけ進めてますので、もう少しお待ちください、みたいなことを伝えようと、本当にサンプル程度にまとめたものをチラ見していただいた。そのとき「ありがとう!ほんと助かる!お願いしたことをササーっとやってくれて」と褒められたのだ。

内心、すごく困惑している自分がいた。ここ最近発覚したように、私の頭の中はいつもネガティブのオンパレードで、常に自己否定、常に自分にダメだし、自分じゃなくても何かを否定している。そんな頭の中ということが、明らかとなった。なので、このお仕事の指示をもらったときも、すぐやらなきゃ!そうでなきゃ自分ダメだろ!という感覚がおこり、でも他のことで優先するものがあり、この件に数日取り掛かれなくて、その取り掛かれない間はずっと、本件について、あーどうしよう!やばい!やらなきゃ!という焦りがどんどん。

やっと、今日手を付けて、やっとこさ、なんとか、ちょっとは進めてますという表明をしたいだけのためといっても過言ではないけど、とにかくプチ成果物をお見せして、ここまででこんな感じですとお伝えしないと!と、苦肉の策でお見せしたところ、前述のようにお褒めの言葉をいただいた。これは、日常会話の範囲で、「ありがとう」ということだと思う。それでも、誉め言葉に体が凍ると言ったら大げさだけど、思考が困惑して一時停止してしまう。

これまで、よくよく考えればこういうことはよくあった。理不尽に怒られたりすれば、さすがに頭にくるけれど、基本、バカにされてるくらいが心地いい。今回のように、自分の中で、自分最悪だ!最低だ!期待に応えられてない!と、アクセクアクセクして自己否定たっぷりでなんとかやったことに対して軽めだとしても、お褒めの言葉をいただくと、超困惑する。フリーズする。それに対して返す言葉が出てこなかった。いえいえ、くらいで返すのが精いっぱい。なんでこんなに困惑するのだろうと改めて思ったが、自分の中にある強烈な自己否定感と相反して脳が混乱してる感じがあるな。